抜き書き
「俺さ」
沈黙を破ったのは、連のほうだった。
「つまんねえのよ。おまえ、いねえと」
ぽいとタオルでも投げて寄越すように簡単に連は言った。
「俺さ、おまえとかけっこしたくて、この部に入ったんだよ」
ユニのままの谷口と目が合った。
「神谷くん!」
谷口は俺を呼ぶと駆け寄ってきた。いや、飛びついてきた。
「神谷くん!」
人の言葉を耳じゃなくて目で聞く
連は連。俺は俺。
誰が何をしようと、俺は俺のスタートをして、俺のレースをしないといけない。
誰がフライングを仕掛けようが、逆にそれに乗って誰が突っ込もうが、関係ないのだ。
まとめ
『スラムダンク』や『ハイキュー』で泣けた人は、
この本でも泣けると思います。わたしは泣きました。
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